2023年度入学の大学生向け! パソコンを選ぶ際のポイントとは?
1. まえがき
今回は、2023年度入学の大学生に向けて、大学用のパソコンを選ぶときのポイントについて書いていきたいと思います。
とはいっても、時期的にもうみんな買い終わってるか...
2. パソコンを選ぶときのポイント
2-1. OS(Windows、macOS)
文系の皆さんは、OSは何でもよいでしょう。
一方理系の皆さんは、Windowsを選ぶほうが安全です。
というのも、最近のMacはアップルシリコン(M1やM2チップ)を載せており、場合によっては授業や研究で使うマイナーなソフトがアップルシリコンに対応していないことがあるかもしれません。もちろんApple側も、そういった事態に対応するためにRosettaというソフトを用意していますが、処理が遅くなったり、最悪の場合はソフトが正常に動かないということもあります。
(Rosettaは、簡単に言うとIntel製CPU向けに開発されたアプリケーションを、Apple製のCPUであるM1やM2が理解できるように翻訳するのが仕事です。Rosettaを介してアプリケーションを起動すると、通常の処理に加えて翻訳の処理も増えるので、動作が重くなることがあるということです。)
今あえてIntel製CPUを積んだMacを選ぶというのもナンセンスなので...
もちろん、大学側から「Macでも大丈夫」と言われているのならば、Macを選んでも全く問題ないでしょう!
2-2. CPU
CPUについては、先ほどのOSで何を選んだかによって限定されてくるので、WindowsとmacOSに分けて考えます。
2-2-1. Windowsを選んだ人
Intel製CPUの場合、Core i5かCore i7がおすすめです。
(CeleronやCore i3はやめておきましょう...)
そして重要なのが世代ですが、第11世代以上を選びましょう。
少なくとも4年以上は使うことを考えれば、最新世代を選ぶのが最善ですが、いかんせん高いので。
下にドスパラさんが出している、CPUの性能比較表のリンクを貼り付けておくので、わかる人はちゃんと確認してから選びましょう。
AMD製のCPUの場合は、5000、6000、7000シリーズのRyzen 5、Ryzen 7がおすすめです。もちろん、予算があるなら最新シリーズを選びたいところです。
(Ryzen 3はやめましょう...)
同様に、わかる人は性能比較表を確認してから選びましょう。
2-2-2. macOSを選んだ人
M1かM2の二択です。
M1でも十分速いので、どちらでもいいです。
2-3. メモリ
メモリは、パソコンがデータを一時的に保存しておく部分です。(あくまで一時的なので、パソコンの電源を切れば初期化されます。)
したがって、メモリが多ければ多いほど一度に多くのタスクを処理できるわけです。(もちろんCPUの性能にもよります。)
Windowsを選んだ方には、メモリは16GBがおすすめです。
今は8GB以上を推奨している大学が多そうですが、4年間のうちにWebサイトもどんどん重くなり、いずれメモリ16GB以上が推奨の時代が来ると思います。
できる人は、メモリが少ない安いモデルを買って、あとで自分でメモリを増設するのもいいかもしれないですね。
一方で、macOSを選んで、かつアップルシリコン(M1、M2)の場合は、メモリ8GBでも足りるでしょう。アップルシリコンのMacはメモリ管理が上手なので。
2-4. ストレージ
ストレージは、メモリと異なり、パソコンの電源が切られている間もデータを保存している部分です。
ストレージが大きいほど、たくさんのファイルをパソコンに保存しておくことができます。
おすすめは256GB以上です。
大学で扱うデータは、ほとんどの場合はWordやPowerPoint、PDFなどの比較的データサイズの小さいものなので、そこまで大容量でなくても問題ありません。
容量が足りなくなっても、簡単に外部メディア(USBメモリや外付けHDD)を使って拡張できます。
そして、ストレージはHDD(ハードディスク)ではなくSSDを選びましょう。
(HDDは、SSDと比べると読み書きの速度が遅いです。)
2-5. 画面サイズ
画面サイズは13インチ~14インチあたりがおすすめです。
画面サイズが大きいと、作業効率は上がりますが、持ち歩きが大変です。
(後ろの人に画面をのぞかれるかもよ)
かといって画面サイズが小さすぎると、一度に表示できる情報量が少なくなるので課題がはかどりません。
私のおすすめは、ノートパソコンは13インチ~14インチあたりを使って、家に24インチくらいのモニターを導入することです。
モニターについては、別の記事で紹介します!
2-6. バッテリーの持ち
半日パソコンを持ち出すことを考えると、バッテリーは8時間以上持つようなものだと心強いです。
2-7. 重量
重量は割と重要です。
最初はこれくらいだったらギリギリ持ち歩き出来るかなと思っていても、半年くらいたつと重くて嫌になりますよ。
なるべく軽いものを選びましょう。
基準としては1.3kg以下だと割と軽めの部類に入ると思います。
とはいっても、妙に軽いPCはバッテリーの容量が少ないこともあるので、しっかり確認しましょう。
2-8. 外部ポート
外部ポートとは、パソコンの側面にある、USBなどを差し込む部分のことです。
アダプタを買えば簡単に拡張できますが、USB Type-AとUSB Type-Cのポートが両方あると心強いです。
HDMIポートがあると、HDMI接続のモニターに接続できます。
(ちなみに、USB Type-C接続のモニターは、HDMI接続のものより結構価格が高いので注意が必要です。)
2-9. カメラ
オンライン授業が普通に行われるような時代ですので、インカメラは必須です。Webカメラ等で後付けもできますが、組み込みのカメラのほうが楽です。
(まあ今どきインカメラなしのノートパソコンなんてなさそうですが...)
2-10. Microsoft Officeソフト
よく、パソコン購入時にOfficeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)のライセンスが一緒についてくるモデルがありますが、注意が必要です。
大学によっては、大学在学中は無料でOfficeソフトが使えるので、必ず購入前に確認しましょう。
もし無料で使えるなら、パソコンはOfficeソフトなしのものにしましょう。それだけで結構値段が下がります。
2-11. メーカー
メーカーは、謎の中華メーカーとかじゃなければ基本どこでもよいでしょう。
ただ、個人的にMicrosoftのSurfaceシリーズはお勧めしません。
Surfaceは基本分解不可能なので、パーツ増設ができません。そのうえ、価格もほかのメーカーと比べると割高です。
Surfaceみたいな2in1(パソコン兼タブレット)ってなんとなくあこがれますし、「Surfaceペン使ってノートもデジタル化!」なんて思うかもしれませんが、なんだかんだ紙のノートのほうが管理が楽です。
そして、個人的にWindowsはまだタブレットに最適化されていない気がするんですよね。Windowsは物理キーボードがあってなんぼのOSだと私は思っています。
(タブレットが欲しかったら、素直にiPadを買うほうが幸せになれます。)
一方、おすすめのメーカーはDellです。
スペックのわりに価格が安く、コスパがよいです。
(国産メーカーはめちゃくちゃ高いので、スペックを下げざるを得ません...)
3. ちなみに筆者はどんなパソコン使ってるの?
私は、DellのInspiron 14 (5425)を使っています。
スペックは以下の通りです。
これで大体9万円くらいでした。
結構スペック的には余裕を持たせているので、Chromeでタブを40個以上開き、iTunesで曲を流しながらWordでレポート書いてもびくともしません。(いや、ちょっと重くなるか...)
唯一の後悔ポイントとしては、重量ですかね...
1.54kgは持ち歩きにはちょっと重いです。(他に教科書等もあるので)
4. あとがき
どうでしたか?
パソコンは高い買い物なので、妥協せずしっかり考えて購入しましょう。
それでは、快適なPCで大学生活を楽しんでください!